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婦人科|はなぶさ女性クリニック|住之江公園駅より徒歩3分の婦人科

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婦人科

婦人科|はなぶさ女性クリニック|
住之江公園駅より徒歩3分の婦人科

Gynecology

婦人科

生理の悩み(月経不順、月経痛、月経前緊張症、不正出血)、おりものの異常、下腹部痛、かゆみ、痛み、排尿痛、陰部のできもの、月経をずらしたい、など、気になる症状がありましたらご相談ください。
子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症などの良性疾患に対しては、症状やライフスタイルに合わせて経過観察、薬物治療を行います。手術が必要な場合は、手術可能な施設をご紹介させていただきます。

生理の悩み

月経不順

一般的には月経周期は24日から38日が正常とされています。月経周期が長い人、短い人、毎回の月経がまちまちの時期にくる人もあります。
多嚢胞性卵巣症候群、無排卵周期症など排卵に問題があるケースもありますが、他にもストレス、過労、肥満、無理なダイエットなどの心身共に変化が加わると、ホルモン分泌がアンバランスとなります。
エコーで子宮と卵巣の状態を確認し、採血で今のホルモンの状況を検査します。基礎体温測定により排卵の確認ができますので測定している人はお持ちください。
月経不順の原因によって治療法は変わります。また妊娠を希望するかどうかなど、ライフステージによって適切な治療法を相談させて頂きます。

月経困難症

生理痛によって日常生活に支障をきたす状態を月経困難症といいます。痛みの程度は時によって異なり、下腹部痛だけでなく腰痛、頭痛、嘔吐を伴う方、失神する方もおります。エコーや内診で子宮や卵巣の病変を調べます。必要があれば採血やMRI等で精密検査します。
子宮や卵巣にあきらかな病変がないのに強い生理痛がおこることがあります。特に若い方に多く、妊娠出産により変化することがあります。
子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などによっておこる生理痛を器質性月経困難症といいます。長期的な治療の計画が必要です。治療は鎮痛剤や鎮痙剤による対症療法(症状をおさえる治療)、漢方治療、低用量ピル、偽閉経療法、手術などがあります。症状と副作用、ライフステージにより選択します。

月経前症候群(PMS)

生理前に起こる様々な体調トラブルの総称です。主な症状は大きく2つに分かれます。下腹部の痛みや膨満感、乳房の痛み、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどの身体症状と、イライラや情緒不安定、憂うつ感、注意力の低下、睡眠障害といった精神症状です。低用量ピル、利尿剤、漢方薬、抗不安薬などが有効です。

不正出血

ホルモンバランスの乱れやさまざまな病気により、生理時以外に性器から出血することを不正出血といい、婦人科受診の理由で「月経不順」「おりもの異常」と並んで多い症状です。
心配のない出血もありますが、悪い病気が潜んでいることもあります。少量でも不正出血があれば、すぐにご相談ください。
腟炎、子宮頸管炎、腟部びらん、子宮頚管ポリープ、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜炎、子宮頚癌、子宮体癌、異所性妊娠(子宮外妊娠)などの性器の異常によっておこる出血があり、原因検索をして根本的な治療が必要となります。
病的な原因はなく、ホルモンバランスの乱れによって起こる出血を機能性出血といいます。一時的にホルモンを使用して治療することができます。
生理と生理の中間の排卵期に、卵胞ホルモンの分泌が一時的に低下するために起こる出血もあります。

おりものの異常

おりものは、膣や子宮の出口で作られる分泌物が混ざったものです。膣内に潤いを保つとともに、雑菌の進入や増殖を防ぐ働きをもっています。
おりものの中には、デーデルライン桿菌という「善玉菌」があり、大腸菌やカンジダ真菌などの雑菌が増えないような働きをしています。この善玉菌が少なくなったり、いなくなったりすると、膣内の抵抗力が落ち、感染などのトラブルを起こしやすくなります。
おりものは、生理周期によって形状や量が変化します。また、性感染症に関連するおりものもあります。
少しでも気になることがあれば、受診するようにしましょう。

陰部のかゆみ・痛み・
できもの

清潔に保つように心がけていても症状が改善せず、かゆみや痛みの症状が強くなる場合は炎症を起こしている可能性があります。下記のような病気があります。

  • カンジダ膣外陰炎:かゆみとおりもの
  • 萎縮性膣炎:おりものと痛み、かゆみ
  • 細菌性腟症:おりものとかゆみ
  • 性器ヘルペス:痛みとかゆみ、できもの
  • 尖形コンジローマ:かゆみとできもの
  • 毛包炎、皮下膿瘍、感染性粉瘤腫、バルトリン腺嚢胞および膿瘍:痛みとできもの
  • 毛ジラミ・疥癬(かいせん):かゆみ

子宮筋腫

子宮筋腫は小さいものも入れれば30歳以上の女性の20~30%にみられます。
子宮筋腫とは、子宮の筋肉がこぶ状に増殖するできものです。1個から数十個まで大小様々なものができます。月経のある間は徐々に増大しますが、閉経により徐々に小さくなります。
症状は月経過多や不正出血、腹部の腫れ、頻尿や便秘、腰痛などですが、できる場所と大きさにより症状の程度はことなります。
当院では内服や注射で保存的に治療しますが、必要時は適切な施設へご紹介します。

卵巣嚢腫・嚢胞

卵巣嚢腫は卵巣に発生する良性腫瘍のことです。
水や粘液が貯留する「嚢胞腺腫」、皮膚や毛髪・歯などの体の他の部位の組織が貯留する「皮様嚢腫」、子宮内膜症により卵巣内にチョコレートのような古い出血が貯留する「チョコレート嚢胞」などがあります。
かなり大きくなるまで症状はなく、検診でたまたま見つかることが多い疾患です。5cm以上になると捻転をおこすことがあり、腹痛で診断されることもあります。
チョコレート嚢胞以外は薬による治療はできないので、定期検診をおこない、大きくなれば手術のできる施設へ紹介します。

子宮内膜症・子宮腺筋症

子宮内膜症は、もともと子宮内腔で生理をおこす子宮内膜という組織が、骨盤内や卵巣にできる事によって、月経痛やその他の骨盤痛をおこす病気で、良性ですが進行性の病気です。不妊症の原因となることもあります。
子宮腺筋症は内膜組織が子宮筋層に散在することにより子宮が増大し、月経痛や月経過多をおこす病気です。
内診、エコー検査、血液検査、MRI検査、鎮痛剤や鉄剤などの対症療法、低用量ピルや黄体ホルモン療法、偽閉経療法などのホルモン療法、漢方薬、手術療法などが行われます。

子宮脱

子宮脱は高齢女性の10%程度がかかるとされています。多産、加齢による女性ホルモンの欠乏、重いものを持つといった生活習慣、肥満、虚弱体質などが原因で起こりやすい病気です。
症状としては、排尿障害、排便障害、脱出による異物感などがあります。保存的治療法は、腟の中にペッサリーを挿入し、下から子宮を支えて位置を矯正する方法があります。骨盤底筋体操トレーニングで子宮、膀胱、尿道、小腸、直腸を支える骨盤底筋を鍛える方法もあります。
保存的治療が無効であれば手術療法を考慮します。

更年期外来

一般的に女性は40代後半から月経が不順となり50歳前後で閉経に至ります。この期間に卵巣機能の衰退がおこるため女性ホルモン(エストロゲン)が減少してきます。
このホルモン環境の変化が、更年期症状といわれるさまざまな症状をもたらします。また女性はこの時期を境に急激に骨粗鬆症や高脂血症のリスクが高くなりますので注意が必要です。
身体的症状としてはのぼせ、ほてり、動悸、発汗、倦怠感、膀胱炎、腟炎、月経の乱れ、皮膚の乾燥、肩こり、頭痛、めまい、しびれ、冷え性などがあります。
精神的症状には不安、不眠、イライラ、情緒不安定、無気力、無感動などがみられます。
治療法としてはホルモン補充療法、漢方薬、プラセンタ注射、その他療法などがあります。ご自身にあった治療法を一緒に見つけていきましょう。

思春期外来

小児から18歳くらいの方々の産婦人科の病気をみます。
体の成長にともない、月経がはじまります。はじめは排卵を伴わずに周期がばらばらですが、成熟すると周期的になってきます。それでも中々初経が来ない人、月経が3ヶ月以上も止まっている人、月経が10日以上続く人などは検査や治療の対象になります。月経痛がひどい、月経の周期がバラバラなど、ご心配な方は一度ご相談下さい。お腹からのエコーで診断できる疾患もあります。内診はどうしても必要なときのみにしています。

ピルの処方

当院では避妊目的の方には自費で低用量ピルを処方しています。また、子宮内膜症や月経困難症、月経前症候群の方には保険適応のピルもあります。
ピルには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンに似た成分が配合されていて、服用すると妊娠したときと同じホルモンバランスになるため、脳が「妊娠した」と勘違いをして排卵が止まるので、きちんと服用すればほぼ100%の確率で避妊ができます。
経口避妊薬として開発されたピルですが、子宮内膜症の進行を抑制する作用や月経を軽くする副効用が認められています。月経前の不快感にも効果が期待できます。

ホルモンの乱れ

女性に体はとてもデリケートで、常にホルモンバランスの変化が起こっており、それが体や心の状態に大きな影響を及ぼしています。特に、月経や排卵の周期、妊娠出産、思春期や更年期などの年代によって、女性ホルモンにさまざまな変化が生じてきます。
不正出血や冷えのぼせ、動悸、イライラ、不安感、肩こりや貧血などの症状も、女性ホルモンのバランスの乱れによって起こります。
このような症状を予防したり和らげたりするには、自分の身体について知り、規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないことが大切ですが、漢方薬やホルモン療法などによって劇的に改善することがあります。
気になることがございましたら、なんでもお気軽にご相談ください。

漢方治療

婦人科疾患には西洋薬だけでなく漢方薬治療が有効な疾患が多数あります。更年期の症状は多岐にわたり、人により中心となる症状が異なっていますが、漢方薬にはそれぞれの症状に合わせた薬があり、症状の変化に合わせて処方を変更することもできます。また、月経不順や月経困難症、月経前緊張症に西洋薬と組み合わせて使うこともあります。妊婦さんの諸症状にも安心して使用できる漢方薬があります。

プラセンタ注射

当院では、プラセンタ注射を行なっております。
プラセンタとは胎盤のことです。胎盤は母親の胎内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器です。胎盤には赤ちゃんを育てるためのアミノ酸やホルモン、各種成長因子などが豊富に含まれており、この胎盤から抽出された有効成分を注射として治療に用いているのがプラセンタ注射です。保険適応となるのは更年期障害、乳汁分泌不全などです。アンチエイジングや、肌荒れ、冷え性、肩こりや腰痛などの痛みも緩和させる作用が期待できます。

ワクチン接種

当院では子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)のうち、4価のガーダシルと9価のシルガードを接種しています。令和5年度より12歳から16歳の定期接種とキャッチアップ接種も公費でシルガードが接種できるようになりました。これらのワクチンは全世界で接種がおこなわれており、有効性の報告が続々とあがってきています。
また、妊娠を希望される男女への麻疹風疹混合ワクチンと通院中の妊婦さんへのインフルエンザワクチンも接種しています。いずれも事前のご予約が必要ですので受付までご連絡ください。

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